無敵の生き方
この話は、知人の娘さんから私が実際に教えられた話です。
その方は二人の女の子に恵まれました。
でも上のお子さんは、少しだけ個性がありました。
染色体の異常で、言葉の発育がちょっとだけ遅かったり、筋力が他の子に比べてすごく弱かったり。
でもその子は、すばらしい才能を持っているのです。
これは大人だってかなわない生き方が出来ているんです。
その生き方が『無敵の生き方』。
私が上のお子さんからそのことを教わったとき、
「人間ってすばらしいなあ」と心の底から思えた瞬間でした。
「無敵の生き方」興味ありますか?
その子が教えてくれた「無敵の生き方」とは。
その子は一つ下の妹さんがいました。
お姉ちゃんがおもちゃを持っていると欲しくなって取り上げてしまいます。
多分、とっても興味があったんですよね。
力が弱いのですぐに妹さんに取られてしまう。
お姉ちゃんは、怒る事もせずニコニコして次のおもちゃで遊び始めます。
すると妹さんは、お姉ちゃんが楽しそうに遊んでいるおもちゃがまた欲しくなって
取ってしまいました。
そんなことが4~5回続いた後、なんと一緒に遊び始めたのでした。
妹さんは気が付いたのです。
何度やっても結果は同じ。無抵抗だから。
そして二人は仲良く遊び始めたのです。
私が育ってきた価値観は、「争って負けない」ことでした。
成績も勝ったか負けたか。学歴も自分が上か下か。
収入も自分が上か下か。おしゃれもそうでした。
常に人と競って勝てば安心。
負ければ不安。
でもお姉ちゃんは、違っていました。
戦わないで争わない。
本当に敵を作らないのです。
私は「無敵」の意味を、
「敵を全部なぎ倒して、もう向かってくる敵がいなくなること」
と思っていました。
これは間違いでした。
「敵が無い」ことこそが無敵の本質。
争いに来た子を全部味方にしてしまう
「無敵の生き方」。
どうしたら私も無敵の生き方が出来るのでしょうか?
30歳以上も年下ですが、師匠と呼ばせて頂きます。
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